院長プロフィール
院長 桑 敏之 - 近影

くわ総合クリニック

院長 桑 敏之

日本救急医学会・認定医・専門医

日本救急医学会・指導医

日本外科学会・認定医

日本医師会・健康スポーツ医

大阪大学医学博士

  「内外合一・括物究理」この言葉は、有吉佐和子さんの小説で有名となった華岡青洲の言葉で、私の母校・和歌山県立医大に石碑が立っております。

  東洋医学(漢方)医であった華岡青洲は、西洋医学(蘭学)・外科を取り入れ自らの妻に世界で初めて全身麻酔をかけ乳房手術を施しております。「息として生きるものの真理を探究するには内科、外科の分け隔てはなくその両方が必要である。」この事を教えてくれた哲学の教授の言葉はいまでも私の胸に焼きついております。そのため卒業後の進路選択の際は、専門科目だけにとらわれず広く患者さんと関れるようになりたいと考え、あらゆる患者さんの診療にあたる救急医学を選択しました。

  最初、内科(循環器)を志望しておりましたが、命を救うためには、外科的手技の修得が必要と考え、「内外合一」の言葉を胸に4年間の外科研修を積み、以来現在に至るまで救命救急医として勤務してまいりました。

  平成7年には勤務する兵庫県立西宮病院で阪神淡路大震災に遭遇し、押寄せる多くの死傷者を目の前にし救命救急医療に加え災害医療の大切さを痛感し、その後NPO法人・災害人道医療支援会(HuMA)のメンバーに加わりました。イラクの難民キャンプに行くという希望は、戦地事情もあり叶いませんでしたが、昨年4月のJR福知山線脱線事故の初期治療において災害医療の経験を生かすことができました。今後も必要があれば日本はもちろん国内外を問わず駆けつけたいと考えております。

  また、平成9年より3年6ヶ月にわたりアメリカテキサス州のテキサス大学健康化学研究所、アメリカ陸軍外科学研究所に留学し、形成外科技術取得および世界の最先端医療研究に従事しておりました。この時に開発した腹部超音波画像技術はアメリカ国特許を取得でき微力ながら現代医学に貢献できたと自負しております。同時に、形成外科技術はやけどの患者さんの治療に大いに役立てることができました。

  この時期に知ることができたアメリカのホームドクター制度は私にとって大きな衝撃でありました。そこには現在、厚生労働省が推奨いたしている「かかりつけ医」と思われる「なんでも診てもらえる、相談してもらえる、健康の担い手としての医師」の姿がありました。これは私が医師を志した時に理想としたプライマリーケア医としての姿でもありました。帰国後は、救命救急医療の現場に復帰いたしましたが、いつかは初心に戻り、自分の住む地域に密着した、開業医(町医者)になりたいと考え続けておりました。そしてご縁があり自宅徒歩圏内での診療所(クリニック)を開業させていただくことになりました。

  私は、特定の科の専門医ではなく、救急が専門でありました。そして毎日、救急車で来院される方のみならず、徒歩で来院される方、紹介状等を持たないすべての方々の初療を担当しておりました。事件や事故の患者さん、急病、けが、精神科や眼科、耳鼻科、皮膚科、はては歯科と思われる患者さんまで広く対応をさせていただいてきました。そういった17年の経験を是非生かし、今後も幅広く総合的に皆様のかかりつけ医として、お役に立てればと考えております。

  自分、そして家族が生活するこの泉北地域で、残りの医師としての人生を、皆様の健康の御相談、お手伝いのために費やしたいと考えております。どうか、よろしくお願い申し上げます。